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(株)ソフトアカデミーあおもりで運営しているセミナーや研修、ビジネスに役立つIT関連情報をお届けしています。

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全3回に分け、ITを使った災害への備えについてご紹介します。(本記事は第2回です。)
 
第2回 自分の大事なデータを災害から守ろう
 
第3回 災害に関する知識を身に着けよう!
 
災害はいつ起きるかわかりません。規模によってはスマートフォンやパソコンなどの機器がすぐ持ち出せなかったり、壊れてしまったりする可能性もあります。スマートフォンやパソコンには重要なデータが含まれていることと思います。
何かあった際、すぐ使えないと非常に困ってしまうのがデータです。
普段からデータのバックアップを取ることをお勧めします。
※災害時以外の様々な場面でもバックアップが役立つこともあります。
(例:パソコンの故障や誤操作によるデータ削除、スマートフォンの買い替え、ランサムウェアの被害に遭いデータが使えなくなった際など)
 
1. バックアップとは?
2. 何にバックアップすればいいの?保管場所は?
3. バックアップしたデータはどうやったら使えるの?
4. その他 おすすめしたい方法
 
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1.バックアップとは?
何らかの理由でデータが消えたときのために、他の場所にもデータを保存しておくことです。
現在は以下の2つの方法が主流です。
・データ保存できる媒体へデータを複製(コピー)する
(媒体の例:USB、CD、DVD、外付けタイプのハードディスク、USBなど)
・クラウドサービスやオンラインストレージサービスを利用し、データをインターネット上へ複製する
(サービスの例:iCloud、Google Drive、OneDrive、Dropbox、BOXなど)
 
2.何にバックアップすればいいの?保管場所は?
バックアップは「1」で取り上げた2つの方法でスマートフォンやパソコン以外の場所へデータを複製します。
手元に残しておける媒体は、すぐ使えるよう身近な場所か、しばらく使わない場合は安全な場所へ保管しておきましょう。
クラウドサービスやオンラインストレージは保管場所を確保する必要はありません。インターネットが繋がっていれば、いつでも使えます。特にスマートフォンは使用しているOSによっては自動でクラウドサービスへ定期的にバックアップを取ってくれている場合もあります。スマートフォンの設定を確認してみましょう。
 
3.バックアップしたデータはどうやったら使えるの?気を付ける点は?
3-1.データ保存できる媒体
バックアップした際と同様、スマートフォンやパソコンと繋ぐと使用できます。
ただし、媒体は年月が経つと劣化します。何年も前にDVDに保存したデータが読み込めなくなる…ということもあります。定期的に読み込めるかどうか確認したり、新しい媒体に移し替えたりしましょう。
 
3-2.クラウドサービスやオンラインストレージサービス
インターネットに接続し、各種サービスにログインできればいつでもデータを使用できます。
スマートフォンはログイン情報とクラウド上にバックアップデータがあれば、買い替え時に自動でデータを引っ越してくれる場合もあります。
サービスによっては保存できるデータの量に制限があったり、大きいデータは有料で使えたりする場合もあります。保存したいデータの容量を確認しておきましょう。
※過去にオンラインストレージサービスで保存していたデータが障害等で消失した事故が発生したこともあります。サービスを利用しているから絶対大丈夫、とは限りません。
どんなデータをどうやって残したいか、2つの方法をうまく組み合わせて使ってみましょう。
 
4.その他 おすすめしたい方法
かなりアナログですが、本当に大事なことはメモを取り、家族やペットの写真は印刷し、それぞれ普段から身に着けておくこともお勧めします。
本当にいざというときは現物が一番使いやすいです。また、家族やペットの写真は誰かがはぐれた際などの手がかりとして重宝します。精神的にも安心できるグッズです。
 
次回は、インターネットを使って災害に関する知識を身に着けましょう!