かつて一世を風靡した他界してしまったクリエイターが、いま生きていたらどんな作品を生み出すだろう?かつてはSFの世界のテーマだったこんな話題も、今はAIの技術進歩を背景に、次々に様々な挑戦がされてきていますね。
漫画家・手塚治虫さんの代表作の1つ「ブラック・ジャック」。生成AIを使って、新作を生み出そうというプロジェクトが始まりました。急速に進化するAIは、どこまで人間の創造性に迫れるのでしょうか。
少し前の2019年にはNHKで取り上げられた「AIでよみがえる美空ひばり」というプロジェクトも話題になりました。
賛否両論ある取り組みのジャンルだと思いますが、今回プロジェクト総監督をつとめる手塚治虫さんの長男、手塚眞さんは、
「手塚治虫は必ずしも明るい未来社会だけでなく問題点、危機的な状況も感じ取った上で作品を発表してきた。私たちはそうした漫画から未来について学んだことも多いと思う。このプロジェクトのハードルは高く、心の中では半分無理かもと思っているが、挑戦することは重要なことで、手塚治虫も漫画という表現でさまざまなことに挑戦してきた。AIは人間に取って代わるのではなく、創作をサポートすることでさらに人間の創造性を広げると期待している」
と話されています。
AIを活用することで、人の眠っていた可能性が良い方向に広がっていけばいいなと思いました。
参考リンク:
生成AIで「ブラック・ジャック」新作を AIの創造性 どこまで? | NHK | ニュース深掘り
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230612/amp/k10014096821000.html