今回から全3回に分け、ご家庭でのWi-Fiルーターのセキュリティについてご紹介します。
(本記事は第1回です。)
第1回 家庭用ルーターが犯罪者に狙われている!?
(なぜ、家庭用ルーターのセキュリティ対策が必要なのか)
第2回 自宅のルーターが近所の子供たちの人気スポットになっていた件
(筆者が15年前、ルーターのセキュリティ設定を行わなかったときの体験談)
第3回 家庭用ルーターで必要なセキュリティ対策
(ルーターはどんな設定がされているか、セキュリティ上必要な対策は?)
警視庁および警察庁は3月28日、「家庭用ルーターの不正利用に関する注意喚起」を発表しました。
警視庁 家庭用ルーターの不正利用に関する注意喚起について
https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kurashi/cyber/notes/router.html
同庁では「家庭で使われるWi-Fiルーターの設定がユーザーの知らないうちに変更されてしまう」ことを警告しています。
家庭用ルーターがサイバー攻撃に悪用される事案が発生しています。
NHK 家庭用ルーターがサイバー攻撃の発信元に セキュリティ強化を
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230328/k10014022351000.html
セキュリティ対策が薄い家庭用ルーターが犯罪の踏み台に利用されることがあります。
その際、家庭で使われるWi-Fiルーターの設定がユーザーの知らないうちに変更されてしまいます。
自宅のルーター設定が変更できなくなる可能性も考えられます。
更なる被害防止のため、各家庭でのセキュリティ対策が必要とされています。
知らないうちに犯罪の踏み台にされないようにするため、家庭用ルーターでどんな設定がされているか、普段から設定の確認や見直しが必要です。