「JNAセキュリティ十大ニュース」は特定非営利活動法人日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)のセキュリティ十大ニュース選考委員会が、事件や事故をはじめ前年に注目されたセキュリティトピックを選出し、解説したものです。2023.12.26に発表された十大ニュースでは、サブタイトルが「~日本のサイバー社会を支える安心構造に破綻の予兆かも~」とされ、これまで安全・安心と考えられてきた政府や大企業の度重なるミスやサイバー攻撃の被害やシステム障害などから、慢心しないようにと注意を促しているように感じられました。
情報セキュリティの脅威に対する前年ランキングとしては、他にIPA(独立行政法人情報処理推進機構)が毎年発表している、「情報セキュリティ10大脅威」が有名ですが、こちらが脅威のテーマごとにランキングしているのに対し、JNSAのこちらのニュースは、実際に起こった大きなインシデントを中心に取り上げているようです。私が印象に残ったのは、
・【第1位】 9月20日 マイナンバー相次ぐ紐付けトラブル、デジタル庁に行政指導も
・【第5位】8月4日 内閣サイバーセキュリティセンターが不正侵入被害
などでした。
1年間のセキュリティのニュースを振り返りながら、今後の情報セキュリティ対策に役立てることができると思います。ご関心ある方はご参照ください。
参照先リンク:JNSAセキュリティ十大ニュース
https://www.jnsa.org/active/news10/index.html